「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」 見てきました。
※まず私個人の感想なので、こういう視点もあると見ていただければと思います。
賛否両論分かれる本作ですが、私としては面白かったです!
あと3部とは言わないので2部作品にしてほしかった!
最初は酷評の理由は原作通りじゃない点があるのだろうと思ってましたが、これは人によってすごく分かれると思いました。
見た後では酷評の原因は製作陣と視聴者の求めるものがかみ合ってなかったからではないでしょうか?
見ると楽しめる人(と思う人)
・原作キャラが動き、BGMが流れるのが”程よく”好きな人
・ゲームと映画は違うことを受け入れられる人
自分もなかなか処理が追いついていないのでBD化したときに繰り返し見てみようと思います。それでも宜しければ続きをどうぞ<m(__)m>
※以下ネタバレ注意です
良かったところ
・原作キャラが動く
・原作BGMが流れる
・結婚相手はビアンカ
・ラストバトルの大乱闘
・ゲマ様マジ外道
悪かったと思うところ
・尺が短い
(双子じゃなかった、グランバニアはどこ・・・?
・イオナズン、ミナデイン見たかった
・唐突な最後のちゃぶ台返し
良かった点詳細
・映像化
マンガなどの映像化で思うのが原作好きにとって
好きなキャラクター達に声がついて動くだけでも嬉しいものです。
白組さんの綺麗な3DCGはほんとに綺麗でした!
・ビアンカ派歓喜
主はビアンカ好きなので結婚相手がビアンカで安心
最初はフローラになるのかなと思いました。
最初の出会いや再会したときのフローラの表情など、これはフローラになるのか?と思いました。
極め付けは別人に変化して主人公に本当の気持ちを考えさせるところなど
ですね!ただ、フローラのいい女度が上がってましたね。
ビアンカの男勝りでズバズバ言って、いざプロポーズを受けるところは最高にかわいかったです。
ゲームでは見られない表情だったので結婚シーン見れただけでも見る価値アリです。
・戦闘シーンがなかなか
動いて剣を振って、呪文を唱える。SFCでドット時代にやっていた人にとってはそこが見どころの1つだったと思います。私もでした!
かっこよかった!最近は当時のゲームの上位呪文や漫画などでは合体魔法が出ているから、主人公のバギとビアンカのギラ系で何か1つやってほしかった(笑)
ラストバトルなんかは多勢に無勢でしたが、ヘンリーやブオーンの参戦で大乱闘になります。→人数がいたからミナデインくるフラグだと思いました・・・
ブオーンだけでも充分やれるんじゃね・・・?
これがドラゴンクエストヒーローズですか
・ゲマがクズすぎる(褒めてます)
ドラクエ5屈指の敵キャラ「ゲマ」が最高にむかつきます
父パパスの死、主人公たちの石化、母マーサの誘拐などなど数々の非道を行ってきた奴ですが、ユアストーリーでもその非道さがしっかり・・・いえ何倍にもパワーアップしていました。表情、声、動きどれもが最高のクズでした(褒めてます)
ここも見たくないけど、非常に見る価値ありです。
あとゲマのメラ?メラゾーマ?とビアンカのメラゾーマは格が違いましたね。
バーン様を思い出したのは私だけではないでしょう。
それと、公式HP見てなかったのでキャストが誰かすら知らない情報で行き、ゲマ役の吉田さん最高でした。
悪かった点詳細
・尺が短い→これが悪かった大きな原因の1つだと思います。
1)なぜ双子にしなかった・・・
2)ゲレゲレ仲間にするとき一瞬でいいからビアンカのリボンをだな・・・
3)グランバニア・・・はどこ・・・
4)ビアンカとのお化け退治は削ったらいかんでしょう。。。
原作プレイ済みにとってはイベントが無くなるのはしょうがないですが、変えてほしくないところがありました。結婚相手選ぶときも原作勢には分かりますが、未プレイの人にとってはビアンカのキャラがつかめていなかったのではないでしょうか?あと息子のやんちゃをたしなめる娘ちゃんが欲しかった(迫真)
でないと補助、イオ系魔法担当がいないんですよね
酷評の一番の展開はラストですね!
突然のVRオチ・・・
フローラかビアンカか選ぶときに精神世界がデジタルだったり倒した敵がお金や光の粒子になったりなど思うところはありましたが、ゲームやっていた私たちへの演出なのかなと思っていました。
ただ、ラスボスがウイルスだというところは完全に不可解でした。
マーサの「今回のミルドラースは違う」
ん?今回??となったのでそこが伏線だったのかもしれませんが、最初からVRゲームとして演出してれば唐突な展開に置いてけぼりにはならなかったと思います。
そこから更にウイルスが「ゲームはつまらないもの」と言ってきます。
一昔の考えですが、今やゲームは娯楽の代表的な1つであり、娯楽なんて人それぞれである以上、自分が選んでそれをやっているのでそんなこと言われても無駄な問答に感じました。
私はラストまで面白かったですが、ラスボスの展開は「こうきたか」ってなりました。
唐突なVRオチ・・・嫌いでは無いですが、ただ急展開に処理が追いつかなかったです。
初日に見た人たちは置いてけぼりだったのではないでしょうか。。。
息子が剣を投げた後のテクスチャ?になるシーンは非常に不気味でした。
ラスボスの雰囲気もグレンラガンのアンチスパイラルを思い出せてくれます。
タイトルに「Ⅴ」や「天空の花嫁」が入っておらず、
キャッチコピーも「きみを生きろ」
とあれば違う展開になるのも今思えば、最後の展開も予想できたかもしれません。
私はドラクエⅤの子供時代~青年時代~結婚、出産と人の人生を追体験させてからゲームは仮想世界だった。それを経験した自分は「どう生きるのか?」と解釈しています。が、最後普通にゲームのエンディングで映画が終わるのもどうかと思いました。リアル世界で生活している主人公の変化が欲しかったですね。
今まで映画館で見た後は現実と映画世界が混ざっていてフワフワしていましたが、ユアストーリーの後はさっぱりと現実に戻ってこれたのは良かったかもしれません。
「君の名は」を見たときはなかなか戻ってこれませんでした。映像作品にとらわれがちな自分にとっては現実に簡単に戻ってこれて良かったです(^_^;)
おおむねのストーリーは良かったけど、やっぱり尺がもっと欲しかったので
私としては2部構成にして
1部:ゲマ撃破まで、ミルドラースの世界に行く直前俺たちの戦いは~END
スラリンが「世界の真実を~」とか意味深な言葉残して終わる
2部:ミルドラースに到着したらあのちゃぶ台返し
2部までやってそのオチかよ?!と言われそうですが、もう少し丁寧にやってほしかったってのが本音です。
長くなりましたが、ああいったVRゲームの実装が待ち遠しいです。
おそらく、自分はどっぷり嵌っています。(ここが俺のリ〇ルなんだ)
あれ?それなんてS〇O?(笑)
主人公がSFCでドラクエやって育ってきたのは自分もすごく分かるので戦場の絆のようなあんなゲームがあったら絶対やります。
余談ですが、ビアンカと〇〇〇シーンはどんなものだったのか気になりますね・・・
やっぱりR指定入ってるのかな(笑)
見て後悔するかもしれませんが、見ないで批判するのは良くないと思います。
BD化後でも良いので見てもらってほしいです。
積んであったドラクエ11やるかな!